彼女のためにビリヤード場で働く

私は、彼女にプレゼントがしたい。でもお金がないからどうしようもない。だが彼女の誕生日には、まだ時間が1ヶ月近くはあった。私は、あらゆる求人誌を探した。自分にあう仕事が何なのかは分からないが、必ず出来ることがあると、何の根拠も無く自分の気分次第でアルバイトを探した。

 

どうせ長続きしないだとうと思っていたが関係なかった。1ヶ月間だけして彼女にプレゼントがあげられれば、何も問題はないと考えていた。そういう風に考えているからかバイトの面接も3つ受けたが全て「今回は縁がなかったと言うことで。」であった。

 

面接に疲れて、高校時代によくやっていたビリヤード場に行ってビリヤードをしていました。高校の時を変わらず、ナヨナヨとしたオジサンが管理をしていました。私は、あの人はまだやっていたのか、それにしても、そのうち倒れるんじゃないかと思うくらいナヨナヨしていました。2時間近くプレイした後で計算所に行くと求人のポスターを見ました。私は、すぐにオジサンにその事を聞きました。オジサンは、求人誌に出す費用もないので、以前から貼ってはいるが、働きたいという人は現れなかったと話していた。

 

私は、これだ!!!と思いその求人に応募しました。面接も無くいきなりオジサンからもらった言葉は、【じゃ君で採用ね♪】であった。

 

私は、正直に大丈夫なのか?と思ったが、すぐに働けばそれだけ給与がいいわけだから当日から働くことにしました。仕事の内容は基本的な掃除でした。どうすれば良いのかはオヤジサンに一通り教えてもらいました。教えた後にオジサンは外に出かけていきました。皆が使うキューを磨くことや台にブラシをかけることなどでしたが常連のお客様の中には自分のキューを店に保管している人もいらっしゃるので、それは綺麗なタオルで誇りなどが付かないように掃除しなければいけませんでした。掃除などは、普段の私では絶対的にしないことであったが、彼女にあげるプレゼントの為にと思いグッと我慢をして働きました。少しは、我慢できる人間なのだと自分を褒めてあげたくなりました。

 

掃除が終ってもお客様がいらっしゃっていない時は、好きにゲームをして良いと聞いていたので練習を好き放題しました。練習をしているとお客様がこられたのでそれを対応しながらまた練習をしていました。連日のアルバイトで、顔を覚えてもらい偶にショットの仕方を教えてくれと言うお客様まで現れて本当に楽しくアルバイトの時間を送っていました。

 

バイトも板についてきた頃に、1ヶ月が経ちました。私は給与をもらうと同時に店を辞めようと思っていましたが、私は、このまま継続してアルバイトを続ける事にしました。アルバイトを始めて半年が過ぎますが、新人は未だに連絡もありません。